▶ 2021/5/27
イノベーションと社会ネットワークとの関係を考えるセミナー〜「東北リーダー社会ネットワーク調査」分析結果から〜
https://www.etic.or.jp/seminar210625/
「みちのく復興事業パートナーズ」(事務局NPO法人ETIC.)は、2020年6月から2021年1月にかけて「持続可能性にかかわる課題への対応や新たな事業の創造に、地域の人と人のつながりが関係しているのではないか?」という仮説のもと「東北リーダーの社会ネットワーク調査」を実施しました。その調査結果と、コミュニティや組織を変革する「人のつながり=社会ネットワーク」について多様な視点から分析・考察するセミナーを、6月25日(金)17:00よりオンラインで開催いたします。
東日本大震災から10年。東北では震災後、これまでとは違う価値観での豊かな暮らし方や持続可能な地域社会をつくろうとする、小さくても内発的・自立的な新しい事業や取り組みが数多く生まれています。本調査は、課題先進地である東北だからこそ生まれたイノベーションの担い手の出現の仕方・育ち方に着目し、岩手県釜石市・宮城県気仙沼市・同石巻市・福島県南相馬市小高区の4地域のイノベーションリーダーを対象としました。
セミナーでは、経営学の視点からイノベーションが起こるメカニズムを研究されている早稲田大学大学院教授の入山章栄氏、調査を協働で行った大阪市立大学大学院准教授の菅野拓氏も参加して、調査結果を基に、コミュニティや組織を変革する「人のつながり=社会ネットワーク」について多様な視点から考察します。
<概要>
タイトル:イノベーションと社会ネットワークとの関係を考える〜「東北リーダー社会ネットワーク調査」分析結果から〜
日 時:6月25日(金)17:00~18:30
場 所:オンライン開催(ZOOMウェビナーを使用)
参加費:無料(要事前申込)
共 催:みちのく復興事業パートナーズ、NPO法人ETIC.
一般社団法人みちのく復興・地域デザインセンター
<プログラム>(予定)
第1部:経営理論から読み解く社会ネットワークとイノベーションの関係
登壇者:早稲田大学大学院経営管理研究所教授 入山章栄氏
大阪市立大学大学院文学研究科准教授 菅野拓氏
第2部:実践者から読み解く社会ネットワークのつくり方
登壇者:一般社団法人東の食の会/一般社団法人NoMAラボ 高橋大就氏 他
<登壇者プロフィール>
入山章栄(いりやま・あきえ)氏
早稲田大学大学院経営管理研究所教授
慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了後、三菱総合研究所を経て、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号(Ph.D.)を取得。同年、米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授に就任。2013年に早稲田大学ビジネススクール准教授、2019年4月から現職。専門は経営戦略論。国際的な主要経営学術誌に多く論文を発表している。著書に『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』、『世界標準の経営理論』等。
菅野拓(すがの・たく)氏
大阪市立大学大学院文学研究科准教授
専門は人文地理学、NPO/NGO論、復興政策。民間シンクタンクを経て、博士課程在籍中に東日本大震災が起こり被災地入り。(一社)パーソナルサポートセンターにて仙台市と協働し、被災者生活再建支援事業・生活困窮者自立支援事業を立ち上げ、現在は理事。主に東日本大震災後のNPO・協働のあり方、被災者生活再建支援などを現場密着で研究している。近著に『つながりが生み出すイノベーション―サードセクターと創発する地域―』『災害対応ガバナンス―被災者支援の混乱を止める』等。
高橋大就(たかはし・だいじゅ)氏
一般社団法人東の食の会/一般社団法人NoMAラボ
1999年に外務省に入省。在米国日本大使館で日米安全保障問題を、帰国後は日米通商問題を担当する。2008年に外務省を退職し、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、農業分野を担当。2011年の東日本大震災直後から休職、NPOに参加し東北で支援活動に従事。同年6月、一般社団法人「東の食の会」発足と共に事務局代表に就任。8月にマッキンゼー社を退職し、オイシックス・ラ・大地株式会社の海外事業部長に就任。現在は同社の海外事業担当執行役員、Oisix Hong Kong、Oisix Shanghaiの代表も務める。
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