5年後も10年後も若者たちが集い、起業家精神あふれる東北へ
広域にわたる地震と津波、そして福島での原発事故という複合型災害から4年。特定の誰かが全体の舵取りをすることは難しく、未来を切り拓くには、一人ひとりのチャレンジの加速が求められています。
震災以降、東北では志を持ったリーダーたちが数多く生まれてきました。彼らの活動は一つひとつでは、今はまだ小さいかもしれません。しかし、いつの時代の変革も、こうした個人の起業家精神の発露から始まっています。私たちは、東北のリーダーたちの取り組みを後方支援するために、「右腕プログラム」に取り組んできました。また、新たな事業に挑むリーダーや右腕たちを支えるための研修にも、様々な専門性を持つビジネスパーソンの力をお借りしながら注力しています。
今後もこれらの取り組みは継続していきます。そして、こうした人材への投資の流れを持続的で、力強いものにしていくために、東北に「ハブ機能」を強化していく新たなプログラムにも着手しました。震災から5年目を迎え、これからますます地元の住民や事業者が主体となった自律的復興が必要となります。それを支える現地のハブ機能の強化支援にも取り組むことを通じて、起業家精神を育む生態系づくりに貢献していきます。