宮城県石巻市の調査結果
33人にインタビュー調査を実施し、235人のキーパーソンを把握しました。
石巻市の特徴
石巻市の社会ネットワークをみると、ハブの被指名数が総じて小さいです。中心的につながっているのはサードセクターに偏り、他のセクターは周辺に位置しがちです。また、4地域の中では、政治・行政セクターのキーパーソンの割合が少ないです。これらのことから、民間を中心とした分散型のコミュニティが形成されているようです。つながり形成のピークは発災直後で、コミュニティそれぞれが当時の支援者と関わりを持ち続けていることがわかります。
キーパーソンのストーリーから
見える背景や意味
大きな被害が発生した石巻市。多くの民間団体が自発的・自律的に活動し、その動きを地域と調整しながら潤滑油役を果たしている人たちがいました。発災から時間が経過し、資源が少なくなる中で、様々な団体が協働しながら社会的課題の解決向かうため、オープンなプラットフォームが形成され、次世代につながる新しい取り組みを胚胎し続けています。
インタビュー